カウンセリング・セラピーでは、結局何をしているのかというと、バラバラになってしまった自分を統合することです。
バラバラになってしまった自分というのは、抑圧された感情や様々な思いによって、心の中にいくつもの葛藤が起こり、心の統制がとれなくなってしまった自分のことです。
心の統制がとれなくなってしまっているので、自分のやりたいことがわからなかったり、どうすればよいのかわからなかったりしてしまいます。
ですから、バラバラになった自分を統合することができれば、自分が何者で、何をやりたくて、どうすればよいのかが明らかになります。
カウンセリング・セラピーの目的はバラバラの自分を統合すること
カウンセリングやセラピーでは、様々な心理療法によって、問題を抱えているクライエントさんのバラバラになってしまった自分を統合していきます。
バラバラになった自分と問題
バラバラになってしまった自分というのは、夫婦問題であれば、
・相手に認められたい
・相手に怒りをぶつけたい
・ねぎらいの言葉が欲しい
・孤独感や失望感を感じる
といった、様々な思いや感情が、自分の本当の思いやこうありたいという夫婦像を覆い隠してしまい、どうしてよいのかわからなくなってしまった状態のことです。
親子問題であれ、恋人との問題であれ、仕事の問題であれ、人間関係の問題は全て、このバラバラになってしまった自分が原因になっています。
バラバラになった自分を統合するには?
バラバラになってしまった自分は、それぞれに思いや願い、感情を抱えています。
ですから、バラバラになった自分を統合するには、それぞれの自分の思いや願いや感情を知る必要があります。
それぞれの自分の思いや願いや感情を、しっかりと感じ意識化出来る状態になると、自分がどんどん統合されていきます。
統合された自分
統合された自分というのは、非常にパワフルです。
なぜかと言えば、いままでは自分がバラバラになっていたので、思いや感情やエネルギーが分散されてしまっていたからです。
その自分が統合されると、思いが一つになり、自分が本来やりたいと思っていることに、精力的に向かっていくことができます。
カウンセリング・セラピーでは、あなたが統合された自分になることを目指します。
この記事は以上になります。