最近の日本では、生活のレベルが上がり、物質面では他国と比べるとかなり裕福になっています。
ですが、うつ病やパニック障害、不安障害などの精神疾患やアダルトチルドレン、HSP、愛着問題、毒親問題など心の苦しみの問題が増えています。
なぜなら人間は、身体面での安心・安全が確保されても、精神面での安心・安全が確保されないと、苦しみがなくならず、幸せになることができないからです。
そして、精神面での安心・安全を脅かす原因となっているのがインナーチャイルドです。
なぜインナーチャイルドが苦しみの原因なのか?
インナーチャイルドというのは、無意識にある心の傷です。
否定されてしまった子供の自分です。
叶えられなかった思いや、抑えられてしまった感情、無理矢理受け入れてしまった価値観などのことです。
こうしたインナーチャイルドがいると、今のあなたの問題として浮かび上がり、苦しみを生みます。
過去に作り上げた価値観
人間は、子供の頃に様々な価値観を学びます。
- 良い悪いという価値観
- 善悪という価値観
- 優劣という価値観
などを親子関係の中で、学び作り上げます。
ですが、問題となるのは、価値観のお手本となる親の存在です。
もちろん、完璧な親はいません。
ですから、子供は多かれ少なかれ
- 自分には価値がない
- 自分は悪い
- 自分はダメだ
といった否定的な価値観を作りあげてしまいます。
そして、自己否定をする価値観は、変化・開放されなければ、大人になってもそのままになります。
ですから、今苦しいという問題の根本には、子供の頃に作り上げた自己否定をしてしまう価値観があります。
抑圧された感情
苦しみの原因は、自己否定をしてしまう価値観の他に、抑圧された感情があります。
抑圧というのは、自分では認められない嫌な感情を、無意識の領域に抑え込むということです。
抑え込んでいるので、自分ではそんな感情があるとは意識できません。
ですから、子供の頃に感じた辛い感情のほとんどは、抑え込まれたまま今もあなたの無意識に存在しています。
この抑え込まれた感情が、今の問題に直面した時に、無意識の領域から湧いて出てきます。
今感じる苦しい感情は、多くの場合、過去に抑圧した感情です。
インナーチャイルドが癒されると今の問題が解決する
過去に作り上げた自己否定する価値観と抑圧された感情が、今の問題を作り、生きる苦しみの原因になっています。
ですから、価値観と抑圧された感情が変化・開放されると今の問題が解決され、苦しみがなくなります。
これが、インナーチャイルドの癒し、インナーチャイルドセラピーが目的としていることであり、今の問題・苦しみの解決方法です。
この記事は以上になります。