いまいカウンセリングルームのご相談事例をご紹介します。
夫婦問題で多い、ご主人が話を聞入れくれない・ご主人のモラハラの事例です。
夫婦問題のご相談事例「ご主人が話を聞いてくれない・モラハラ」
夫婦問題には色々ありますが、最近ではモラハラのご相談が多いです。
- 主人が話を聞いてくれず自分の意見ばかり通す
- なんでも私が悪いことになってしまう
- 主人の言葉におびえている
等のご相談です。
現状を客観的に把握する
夫婦問題は、夫と妻の人間関係です。
ですから、本来はどちらかが一方的に悪いということはなく、二人で問題を作っています。
ですが、問題の中にいるとそのことに気が付けません。
ですから、まずはカウンセリングを通して、現状を客観的に把握することから始めます。
なぜご主人は暴言をはくのか?
ご主人のモラハラでお困りの千葉市からお越しのAさんは、ご主人の暴言に悩まれていました。
私はまず、Aさんご自身が自分のおかれている状況を客観的に把握出来るようにゲシュタルト療法のチェアワークを行いました。
チェアワークの中で見えてきたことは、
- ご主人はいつも暴言を言っているわけではないこと
- 暴言を言う時は、ご主人は暴言をいうしかない状況にいること
- そして暴言をいわれるというコミュニケーションを自分が引き出している
といったことでした。
現状が把握出来た後は、Aさんがご主人とどういった関係を築いていきたいのかという目的をハッキリさせていきました。
Aさんの目的は、家庭内で安心してリラックスできることでした。
今度は、カウンセリングの中で、この目的を達成するために、どうすれば良いのかを話し合っていきました。
その中で出てきたことは、ご主人を追い詰めないということでした。
Aさんのご主人は、普段は暴言をはきませんが、追い詰められた状況になると暴言をはくというコミュニケーションをとります。
ご主人にとって暴言は、自分を守るコミュニケーションパターンです。
ですから、ご主人が追い詰められず、自分を守る必要がない状態であれば、暴言はでません。
Aさんは、自分がご主人を追い詰めていることに気が付きました。
そして、そのコミュニケーションパターンをやめることで、ご主人からの暴言というコミュニケーションパターンを引き出すことがなくなりました。
現状に気が付き行動パターンを変える
人間関係の問題というのは、一人で作ることは出来ません。
必ず誰か相手がいます。
そして、その誰かとの間のコミュニケーションに問題があります。
ですから、まずは現状にしっかりと気が付き、なにがどうなって問題が成り立っているのかを理解することが大切です。
そして、問題が理解できれば、行動パターンを変えることができます。
行動が変われば、相手の行動が変わります。
相手から違ったコミュニケーションを引き出せます。
夫婦問題も同じように、自分の行動を変えることで問題を解決することが出来ます。
この記事は以上になります。