インナーチャイルドと自己肯定感は深い関係があります。
- インナーチャイルドと自己肯定感の関係は?
- 自己肯定感を持つにはどうすればよいのか?
- インナーチャイルドが癒されれば自己肯定感が湧いてくるのか?
この記事では、こういった疑問についてお答えしていきます。
インナーチャイルドと自己肯定感の関係
- 自己肯定感とは?
- 自分の在り方や価値を積極的に評価、肯定できる感情
自己肯定感が重要と言われ始めてから十数年経ちます。
確かに、自己肯定感はあった方が良いのですが、一方で苦しみを生んでしまうという側面があります。
それは、自己肯定感がインナーチャイルドと関係しているからです。
インナーチャイルドと自己肯定感
自己肯定というのは、自己否定の反対概念です。
ですから、自己肯定感がないというのは、自己否定しているということであり、自己否定しているということは、自己肯定感がないということです。
実は、自己否定も自己肯定もインナーチャイルドが原因になっています。
※自己否定についてはこちらでご説明しています。
自己否定するからこそ自己肯定が必要
インナーチャイルドは、価値観から出来上がっています。
価値観というのは、良い悪いがあります。
ですから、インナーチャイルドがいると価値観で自分を良いか悪いかと判断します。
そして、自己否定に傾いていれば、自己肯定感を強く求めるようになります。
自己否定するから、自己肯定感が必要になります。
また、自己肯定感がある時には、自己否定を恐れます。
自己肯定感を持つ方法
自己肯定感は、インナーチャイルドの価値観から出てくるものです。
ですから、インナーチャイルドの価値観から見て、良いと判断できる状態に自分がなることで、自己肯定感を持つことが出来ます。
- お金持ちが良いという価値観であれば、お金持ちになること
- 異性にもてることが良いという価値観であれば、異性にもてること
- みんなに褒められることが良いという価値観であれば、みんなに褒められること
このように、インナーチャイルドの願いを叶えることで、自己肯定感を持つことが出来ます。
ですが…
自己肯定感を求めるのは苦しい
インナーチャイルドというのは、不足感や欠乏感から出来ています。
ですから、常に自己肯定感を求めています。
ですが、そもそも不足感や欠乏感から出来ているので、自己肯定感を一瞬手に入れても、すぐになくなって、不足や欠乏状態に戻ってしまいます。
社会的な幸せが続かない理由がこれです。
このように常に自己肯定感を求め、手に入れてもすぐになくなってしまう状態というのは、大変苦しいです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
インナーチャイルドの癒しと自己肯定感
自己否定も苦しいですが、自己肯定感を求める状態も苦しい。
これは、幸せを求め続けるけれど、決して手に入れることが出来ないという人間の苦しみです。
仏教で、お釈迦様が人生は苦であると言っていることと同じです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
インナーチャイルドを癒す
インナーチャイルドの価値観が、この苦しみを生んでいます。
ですから、インナーチャイルドの価値観をなくすことが、解決策になります。
いわば、自己肯定感を求めるのは対処療法で、価値観をなくすことは根本治療です。
インナーチャイルドの価値観をなくすことを、インナーチャイルドの癒しと言います。
インナーチャイルドを癒すと自己肯定感が出てくるのではない
インナーチャイルドを癒すと、インナーチャイルドの価値観がなくなります。
すると、自己否定がなくなるとともに、自己肯定感を求める思いもなくなります。
- 自己肯定感を得るのは、インナーチャイルドの願いを叶えること
- 自己否定と、自己肯定感を求める思いをなくすことがインナーチャイルドの癒し
こういった違いがあります。
自己肯定感を得ながらインナーチャイルドを癒す
では、自己肯定感を得ることがダメなのかと言うとそうではありません。
自己肯定感を得ることは、インナーチャイルドの癒しに向かうために必要です。
※自己肯定感を得ることは、インナーチャイルドを満たすことと同じです。
こちらでご説明しています。
自己肯定感を得ながら、インナーチャイルドを癒すことが大切です。
この記事は以上になります。