愛着というのは、子供の頃の特別な養育者との絆です。
その絆が適切に作られず、人生に問題を抱えてしまうのが、愛着障害です。
ですから、愛着障害の原因は、特別な養育者にあります。
※愛着障害についてはこちらでご説明しています。
愛着障害の原因
愛着障害の考えられる要因には、遺伝的要因と環境的要因があります。
ですが、遺伝的な要因はほとんど関与せず、環境的な要因が愛着障害の大きな原因になっています。
では、どんな環境的な要因が、愛着障害の原因になるのでしょうか?
親の不在
まず、問題になるのが、特別な養育者である親が不在である場合です。
特別な養育者がいないので、子供は愛着をうまくつくることが出来ません。
親の不在には、はじめからいない場合と、途中でいなくなる場合があります。
特別な養育者の交代
次に問題になるのは、特別な養育者の交代です。
特別な養育者というのは、複数ではなく、一人です。
子供は、一人の特別な養育者と愛着を形成します。
ですから、特別な養育者が変わってしまう状況でも、子供は愛着をうまくつくることができません。
抱っこと求めたら答える関係の不足
特別な養育者がいて、交代もしない場合でも、愛着障害になることがあります。
現代で問題になっている愛着障害は、このケースが多いです。
愛着の形成には、子供の頃の抱っこと、子供の求めに対して適切に答える関係が必要です。
※抱っこと求めに対して答える関係についてはこちらでご説明しています。
特別な養育者による抱っこが不足していたり、子供の求めに対しての適切な答えが出来ないことが続くと、子供は愛着をうまくつくることができなくなります。
この記事は以上になります。
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