愛着の形成には4つのステップがあります。
母子一体・母子共生・移行期・練習期です。
この中で、母子共生の時期が不十分だと、人は依存的になります。
※愛着形成の4ステップについてはこちらで詳しくご説明しています。
愛着形成の母子共生が不十分だと依存的になる
母子共生の時期は、母親がいないと不安で行動ができない状態です。
逆に言えば、母親がいれば安心して行動が出来る状態です。
母子共生の時期に愛着がしっかりと形成されると、母親がいなくても不安にならず行動が出来るようになります。
ですが、母子共生の時期に愛着がしっかりと形成されないと、大人になっても誰かがいないと不安で行動できなくなってしまいます。
母子共生が不十分だと誰かがいないと不安で行動できなくなる
母子共生の時期の愛着形成が不十分だと、自分を安心させてくれる存在を求めます。
その存在は多くの場合でパートナーです。
そして、パートナーがいないと不安になり行動ができないために、相手に依存的になります。
母子共生が不十分だと相手に合わせる
母子共生の時期の愛着形成が不十分な人は、相手に合わせます。
自分のことを相手に決めてもらおうとしたり、どこに行きたいか?何を食べたいか?と聞いても、どこでもいい、何でもいいと答えます。
さらには、好きでもない人と結婚する人もいます。
相手に求められると、自分が良いとは思っていなくても従ってしまいます。
依存的な人は相手に母親を求めていることを自覚することが大切
依存的な人は、人生の様々な場面で、自分に対する重要な決断を人に任せてしまったり、相手の要求を断れなかったりします。
ですから、まずは自分が依存的であること、そして、相手に母親を求めていることを自覚しましょう。
そして、相手が自分を否定せず、受け入れてくれる人であるのかを注意深く観察しましょう。
受け入れてくれる存在であれば、愛着の再形成ができますので、その人に委ねてください。
もしも、相手が自分を利用しようとしていたり、否定する人であれば、注意しましょう。
自分が安心するために相手の要求に従おうとしていること、相手の否定に対して何とか認めてもらおうとしていることを自覚しましょう。
この記事は以上になります。