愛着形成には4ステップがあります。
その中の移行期における愛着形成が上手くいかないと、人との距離感が上手くつかめなくなってしまいます。
人との距離感が近すぎたり、遠すぎたりする人は、移行期における愛着形成が不十分である可能性があります。
愛着形成の移行期が不十分だと人との距離感がつかめなくなる
愛着形成には、母子一体・母子共生・移行期・練習期の4ステップがあります。
それぞれの、ステップをクリアしないと大人になってから、様々な問題を抱えてしまいます。
※愛着形成の4ステップはこちらで詳しくご説明しています。
移行期は母親との距離感を学ぶ時期
移行期というのは、母親との距離感を学ぶ時期です。
子供が、母親から離れても不安にならずに、安心して行動できるようになることを学ぶ時期です。
移行期の子供は、母親から少し離れて行動し、不安になると母親の元に戻るということを繰り返します。
母親と外界との行ったり来たりの中で、安心と不安の距離感を学びます。
移行期が不十分だと人との距離感がわからなくなる
移行期の愛着形成が不十分だと、人との距離感がわからなくなります。
距離感というのは、心理的な距離感です。
どのくらい人と距離感を持てば安心・安全で、逆にどのくらい距離感を持てば不安・危険なのかがわからなくなります。
あまり親しくないのに、自分の深い話をしてしまったり、親しい間柄なのに、心理的な距離感を近づけることができないということが起こります。
愛着が不十分な場合には再形成が必要
移行期が不十分な人は、人との距離感がつかめなくなります。
母子一体の時期が不十分だと、ストーカーのような超自己中心的になります。
※母子一体が不十分である時の問題についてはこちらでご説明しています。
母子共生の時期が不十分だと、依存的になります。
※母子共生が不十分である時の問題についてはこちらでご説明しています。
このように、愛着形成が不十分な場合には、愛着の再形成が必要になります。
愛着を再形成することで、安心感・安全感・自己重要感が自分の中に作られて、人生を生きていくことが出来るようになります。
この記事は以上になります。