全身性多汗症を体験克服した私の話

全身性多汗症を体験克服した私の話

多汗症には、手足などに局所的に汗をかく局所性多汗症と、上半身や頭などの広範囲に汗をかく全身性多汗症があります。

私は、全身性多汗症でした。

全身性多汗症がはじまったのが、大学を中退した頃です。

その後、十数年の間悩み続けましたが、今では克服しています。

これは、私の全身性多汗症の体験克服記です。

全身性多汗症を体験克服した私の話

私が全身性多汗症になる前は、自臭症・自己臭症という自分のニオイが気になるという神経症に悩まされていました。

※自臭症・自己臭症の体験克服記はこちら

そして、ある日を境に自臭症・自己臭症が消え、今度は全身性多汗症に悩まされるようになりました。

全身性多汗症のはじまり

全身性多汗症のはじまりは、よく覚えています。

ある日私は、病院の待合室にいました。

そして、ふと自分が汗をかいていることに気が付きました。

汗をかいていることに気づいた後、汗をかいていることを周りの人に知られたくないなと思いました。

すると、汗をかきたくないのに上半身の汗が止まらなくなり、汗びっしょりになってしまいました。

この日を境に、私は事あるごとに大汗をかくようになってしまい、常に替えのシャツをもっていないと外出できなくなってしまいました。

全身性多汗症に悩む日々

汗をかくだけかと思うかもしれませんが、全身性多汗症は結構大変です。

まず、汗の量が半端ではありません。

一度汗をかき始めると、シャツがずぶ濡れになります。

まるで、洗濯機から出した直後の洗濯物くらいびっしょりになりました。

そして、汗びっしょりになっていることを人に知られたくないと思いますので、自然と人間関係を遠ざけるようになりました。

また、外出もなるべくしないようになりました。

そんな日々が十数年続きました。

全身性多汗症の原因がわからない

全身性多汗症になってからは、様々な病院に行きました。

まず、皮膚科や内科に行き、検査をしましたが異常はみられませんでした。

私としては、

「シャツがずぶ濡れになるほど汗をかく状態が、異常なしなわけがない」

とお医者様に言いましたが、逆に汗くらい気にしないようにと言われてしまいました。

そして、甲状腺に異常があるのではないか?ホルモンバランスが悪いのではないか?低血糖症なのではないか?と様々な検査をしましたが、全て異常なしでした。

ここまでくると、逆に何かの病気で大汗をかいているほうが良いと思うようになりました。

何かの病気であれば、その病気を治せば汗が止まります。

ですが、原因がわからないと、どうしてよいかわかりません。

原因がわからないことが、私を一番苦しめました。

全身性多汗症の本当の原因

全身性多汗症の方の中には、甲状腺の病気や糖尿病、ホルモンバランスの崩れなど、何かの病気の方がいらっしゃいます。

ですので、まずは病院で詳細な検査をしたほうが良いです。

ですが、病院で検査をしても何の異常も見つからない方がいらっしゃいます。

私がこのケースでした。

病院で原因が見つからないとはいえ、シャツがびっしょりになるほどの汗を、激しい運動もしていなのにかいてしまうのは、やはりどこかに異常があります。

どこに異常があるのかというと、自律神経です。

いわゆる自律神経失調症です。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、汗を出すのは交感神経が働いたときです。

この交感神経が適切に働かなくなっている状態が、私の全身性多汗症の原因でした。

何が自律神経の異常の原因か?

自律神経の働きに異常を起こすものを考える時には、体の歪み・食事(栄養)・心の3つの側面で考える必要があります。

体の歪みがあると、自律神経の通り道が狭くなり、自律神経の働きに異常が起こります。

食事(栄養)の面で問題があると、低血糖症・副腎疲労・リーキーガット症候群などが起こり、自律神経の異常が起こります。

そして、心の問題というのは、抑圧された感情と自己否定してしまう信念体系です。

心の問題は、毒親・愛着障害などの言葉で語られるように、幼少期の母親との関係のなかで起こります。

※毒親・愛着障害に関しましてはこちらでご説明しています。

私の場合は、この3つの全てに問題がありました。

体の歪みは、私自身が整体師ですので自分で調整し、食事に関しましては勉強して改善していきました。

そして、最後まで残った問題が、心の問題でした。

心の問題の解決

心の問題というのはどういうことなのかというと、そもそもなぜ汗をかきたくないのかということです。

私はサウナの中で汗をかくことには何の苦しみもありません。

そして、スポーツジムで汗をかくことにも何の苦しみもありません。

さらに、完全に一人でいる時に汗をかくことにも何の苦しみもありません。

これらのことからわかるのは、

・みんなが自分と同じくらい汗をかく状況なら汗が気にならない

・誰かに汗をかいていることが絶対にばれない状況なら汗がきにならない

ということです。

ということは、大汗をかいてしまうということ自体には問題がないということです。

私が本当に悩み苦しんでいたのは、汗をかいていることが他人にばれて、汚い・臭いと思われたり、嫌がられることでした。

逆に言えば、絶対に汚い・臭いと思われず、絶対に人に嫌がられないという条件の元であれば、大汗をかいてもかまわないということです。

多汗症だけでなく、赤面恐怖症や対人恐怖症、不安障害、うつ病、パニック障害などの精神疾患の本当の原因も、多くはこの点にあります。

他人に汚い臭いと思われて嫌がられてしまうという思考の根本には、「人に嫌われて受け入れられない自分」という自己否定してしまう信念体系があります。

そして、その信念体系には、怒りや悲しみ、罪悪感などの感情がくっついています。

私は、カウンセラーさんのもとで、抑圧された感情を開放し、自己否定してしまう信念体系を解体していきました。

私の心の問題が解決していくにつれて、汗をかかなくなっていきました。

自律神経の乱れが原因の全身性多汗症の問題は解決します

私が全身性多汗症に悩んでいる時には、病院でも原因がわからずに、この先この体のまま生きていかなければならないのかと絶望していました。

時には死ぬことを考えたこともあります。

ですが、そんな状態の私でも、全身性多汗症を克服することができました。

もしも、かつての私のように全身性多汗症に悩み、苦しんでいる人がいるならば、全身性多汗症の問題は解決しますとお伝えしたいです。

 

この記事は以上になります。