HSP(敏感な人)の人は、外部の刺激に敏感で、共感力が強いために、人生において様々な問題を抱えてしまいます。
敏感で共感力が高いことは、欠点ではありません。
ですが、状況によっては問題になってしまいます。
HSP(敏感な人)が抱える3つの問題
HSPの人は、子供の頃から敏感で共感力が高いです。
そして、子供の頃は起こったことをそのまま受け取ってしまう感情学習をします。
子供の頃の感情がポジティブなものであれば、HSPの性質をもつ子供はポジティブなものを素直に吸収します。
ですが、多くの場合ではネガティブなものを吸収し、学習します。
そのため、HSPの性質を持つ人は、自己重要感が低い傾向があります。
自己重要感が低い
今の日本の価値観は、行動的で外交的な人が良いとされています。
一方、HSPの人は、慎重で思慮深く、内向的です。
※HSPの方の特徴につきましてはこちらでご説明しています。
ですから、周りの人に否定されたり、ポジティブな性格・行動的になるように言われたりすることが多いです。
その結果、自分はダメなのだという価値観を内在化してしまう傾向があります。
そして、自己重要感が低いことで、過剰に優れていようとしたり、完璧主義になったりします。
罪悪感が強い
HSPの方は、罪悪感が強い傾向があります。
なぜかというと、社会や他人の感情や思いに対しての共感力が強いからです。
残念なことに、今の日本はネガティブな風潮が強いです。
毎日流されるニュースや、親や友人の言動でも圧倒的にネガティブなものの方が多いです。
HSPの性質を持つ人は、そういったネガティブなものに共感します。
そして、そのネガティブなものが自分のせいであると感じてしまいます。
それが、罪悪感となり、HSPの方を苦しめます。
自他の感情に振り回されてしまう
HSPの人は、共感力の高さから、自分だけでなく他人の感情にも振り回されてしまいます。
ですから、不機嫌な人がいるだけでそわそわしたり、誰かが怒っていると自分のせいだと感じたりしてしまいます。
大切なのはHSPの性質を知ること
HSPの人は、敏感で繊細であり、思慮深く慎重な自分の性質をダメなこと、悪いことと無意識に感じています。
ですから、そんな自分を変えようと努力しています。
ですが、HSPの性質は、変えなければいけないものでも、悪いものでもありません。
単にそうであるという性質です。
ですから、大切なのはHSPという性質を良く知り、自分を生かすことです。
HSPという性質は、優れた才能です。
この記事は以上になります。