- インナーチャイルドはカウンセリングで癒すことが出来るのか?
- どのようにカウンセリングで癒すのか?
- 子供の自分と対話することがカウンセリングなのか?
この記事では、こうした疑問についてお答えしていきます。
インナーチャイルドはカウンセリングで癒すことが出来るのか?
インナーチャイルドとは?
インナーチャイルドは、子供の頃に出来た心の傷です。
- 親から本当はこうしてほしかったという思い
- 間違って受け入れてしまった価値観
- 無理に抑えられてしまった感情や思い
こういった心の傷を、インナーチャイルドと言っています。
※インナーチャイルドは医学用語ではなく、明確な定義はありません。あくまで、いまいカウンセリングルームでの定義です。
カウンセリングによるインナーチャイルドの癒し方
カウンセリングは、主に会話や対話によって問題を解決していく技法です。
インナーチャイルドの癒しは、
- 間違った価値観や思い込みに気が付いた時
- 抑えられていた感情や思いが開放された時
- 満たされなかった思いが満たされた時
に起こります。
この中で、カウンセリングが出来るのが、間違った価値観や思い込みに気が付いてもらうことです。
例えば、子供の頃に良い子でいなければいけないという価値観を身につけてしまい、苦しんでいる場合。
今の自分がなぜ、やりたくないことを断れないのか?
なぜ、怒ったり、拒絶することができないのか?
こういったことをカウンセリングで明らかにしていきます。
そして、その原因が、小さい頃に母親が機嫌の悪い自分や、わがままな自分を認めてくれなかったことにあることに気が付く。
この時に、インナーチャイルドの癒しが起こり、今の自分が自由になります。
対話や会話の中で、考え方の間違いをあぶりだして、本人の気づきを促します。
カウンセリングだけでは不十分!?
インナーチャイルドの癒しにおいては、感情の開放や、思いを満たすことが必要です。
ですが、カウンセリングだけではこうしたことが出来ません。
感情や思いの開放や、満たされなかった思いを満たすには、カウンセリングではなく、セラピー(心理療法)が必要です。
ですから、カウンセリングだけでインナーチャイルドを癒すには不十分です。
子供の自分と会話する?
インナーチャイルドをカウンセリングで癒すと聞くと、「子供の自分を想像して会話する」とイメージされる方が多いですが、そうではありません。
子供の自分を会話をするのは、インナーチャイルドの癒しの一つの技法です。
カウンセリングではなく、セラピー(心理療法)で行い、感情を開放します。
また、子供の自分というのは、比喩であり、個人個人で違います。
時には、冷たい熱いといったような感覚として感じたり、軽い重いといった重さを持っていたりします。
インナーチャイルドの癒しにはカウンセリングとセラピーが必要
インナーチャイルドの癒しにおいて、カウンセリングは必要ですが、セラピー等その他の技法も必要です。
話を聞くことを中心とした傾聴スタイルのカウンセリングだけだと、変化が遅く、問題の解決に時間がかかってしまいます。
ですので、カウンセリングと感情面の問題を解決するセラピーを合わせて行うことが大切です。
記事は以上になります。