対人恐怖症は、人間関係において問題を抱えてしまう症状です。
では、なぜ対人恐怖症になってしまうのでしょうか?
その大きな原因として、親との関係があげられます。
対人恐怖症の原因は親にあるのか?
対人恐怖症になってしまう根本的な原因には、幼少期の親との関係があります。
幼少期の親との関係により、対人恐怖症の原因となる素地が出来てしまいます。
対人恐怖症の人は受け入れられたい認められたい思いが強い
対人恐怖症の人は、他人に受け入れられたい認められたい思いが強いです。
思いが強いが故に、他人に受け入れられないこと、認められないことを恐れます。
この恐れが根本にあり、様々な対人恐怖症の症状に形が変わります。
赤面恐怖症・醜形恐怖症・自臭症・書痙・声の震えなど。
では、なぜ他人に受け入れられない思い、認められない思いが強くなってしまうのでしょうか?
受け入れられたい認められたい思いは幼少期に親に満たされる必要がある
他人に受け入れられたい思い、認められたい思いというのは、幼少期に親によって満たされる必要があります。
親に自分の存在を受け入れられ、認められることで、大人になって他人に求めることはなくなります。
これが自立です。
ですが、幼少期に親に自分の存在を十分に受け入れられ、認められなかった人は、大人になって他人に求めるようになります。
幼少期に満たされなかった思いが対人恐怖症の素地
子供の頃に満たされなかった思いは、大人になって自然に解消されるのかというと、そうではありません。
しっかりと満たされるまでは、無意識の領域に存在し続けます。
そして、無意識の領域の思いが、対人関係において恐怖に変わります。
幼少期に満たされなかった思いが、対人恐怖症の素地になっています。
大人になって幼少期に満たされなかった思いを満たすことはできるのか?
対人恐怖症を解決するには、幼少期に満たされなかった思いを満たす必要があります。
ですが、親に頼ることは多くの場合で出来ません。
まず、幼少期の思いを満たせる可能性があるのは、結婚のパートナーです。
結婚のパートナーであれば、一生を通じて、親との関係では満たすことが出来なかった思いを満たしていくことが出来ます。
多くの痛みや苦しみを伴いますが、結婚のパートナーであれば、それを乗り越えることも出来ます。
そして、もう一つの方法が、自分で満たしていく方法です。
無意識の領域に存在する、様々な抑圧された感情や自己否定してしまう信念を解消していく方法です。
抑圧された感情が開放され、自己否定してしまう信念が解体されればされるほど、他人に受け入れられたい認められたい思いが薄れていきます。
他人ではなく、自分で自分を受け入れ認めることが出来るようになるからです。
その状態になれば、他人に求める必要がなくなります。
他人に求めない状態が、自立している状態です。
この記事は以上になります。
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