対人恐怖症の原因は、生まれ持った性質と、環境的要因の二つが考えられます。
生まれ持った性質というのは、最近ではHSP(敏感で繊細な人)という言葉で語られます。
そして、環境的要因というのは、幼少期の親との関係です。
対人恐怖症の原因は幼少期の親との関係にある
幼少期の親との関係がなぜ対人恐怖症の原因になるのかというと、自己重要感が、親との関係の中で作られるからです。
自己重要感というのは、自分は大切な存在で他人からも認められる受け入れられるという感覚の基礎になるものです。
対人恐怖症の人は、この自己重要感がなく、自分は他人に必要とされない受け入れられないと無意識に思っています。
ですから、対人関係が怖くなります。
幼少期に自己重要感が作られる
幼少期に親との関係の中で、自己重要感が作られます。
最近では、このことを愛着(親との間に作られる絆)と言っています。
そして、愛着がない状態を愛着障害と呼んでいます。
では、どのように自己重要感、愛着が作られるのかというと、幼少期に親にとって自分は大切で必要な存在なんだと日々感じることで、作られていきます。
自己重要感のなさが対人恐怖症の原因
自己重要感が幼少期に上手く作られないと、愛着障害と呼ばれる状態になります。
愛着障害の方は、自己重要感や安心感、安全感がないために、人間関係や社会生活で問題を抱えやすくなります。
自己重要感・安心感・安全感がないために、対人関係において他人に認められないのではないか?という恐怖が強くなります。
この他人に認められないのではないか?という恐怖心が、対人恐怖症の方の様々な症状に形を変えていきます。
自己重要感を作るには愛着の再形成が必要
では、自己重要感を作り、対人恐怖症の問題を解決していくにはどうすれば良いのでしょうか?
自己重要感を作るには、愛着の再形成が必要になります。
子供の頃は、愛着を形成するには、親が必要でした。
ですが、大人になった今では、親は必要ではありません。
愛着の再形成に一番重要なのが、自分との関係です。
大人であれば、自分の愛着を自分で再形成していくことができます。
この記事は以上になります。
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